太陽光発電は元が取れる?NT1-445 6.23kW・146万円の我が家で40年間の経済効果を試算

検証

どうも、暮らしにガチうさぎです。

「太陽光発電って、本当に元が取れるの?」

家づくりをしていると、一度は気になるポイントではないでしょうか。

ガチうさぎ家では、6.23kWの太陽光発電を税込146.5万円で導入しました。

今回は、実際に住み始めてから得られた発電実績も踏まえながら、

「太陽光発電は一体どれくらいの経済効果を生み出してくれるのか?」

を40年間という長期間で試算してみます。

売電や自家消費だけでなく、住宅ローンの金利、パネルの経年劣化、パワコン交換費用、さらに太陽光で得られたキャッシュフローを運用した場合まで計算しました。

ガチうさぎ家では、こうした太陽光発電の経済メリットも考慮しながら、2階建て・3階建ての選択や土地探しを行ってきました。

これから太陽光発電を導入する方はもちろん、土地選びや間取りを検討している方にも参考になればと思います。

我が家の太陽光発電の設置条件

我が家の太陽光発電の設置条件はこちらです。

太陽光パネルはハンファジャパン Re.RISE NT1 445を14枚設置。

合計容量は6.23kWです。

屋根は南南東向きで、勾配は1寸勾配。パワコンにはQREADY-R59-2(5.9kW)を採用しています。

太陽光発電システムの初期費用は、税込146.5万円でした。

1kWあたりにすると約23.5万円で、市場相場くらいだと思います。

太陽光発電の経済効果を試算する前提条件

今回の試算条件はこちらです。

主な条件をまとめると、

  • 試算期間:40年間
  • 年間発電量:7,902kWh
  • 発電量の低下:毎年0.4%
  • 自家消費率:30%
  • 自家消費による経済効果:30円/kWh
  • 売電単価:1~4年目24円/kWh
  • 売電単価:5~10年目8.3円/kWh
  • 売電単価:11~40年目8円/kWh
  • 住宅ローン:40年
  • 金利:2%
  • ローン返済:約5.3万円/年
  • パワコン:15年経過ごとに20万円で交換

としています。

2026年度の住宅用太陽光発電(10kW未満)のFIT価格は、1~4年目24円/kWh、5~10年目8.3円/kWhです。

また、卒FIT後については、現時点の関西電力の余剰電力買取価格である8円/kWhがそのまま続くと仮定しました。もちろん30年以上先の売電価格は分からないため、あくまで今回のシミュレーション上の仮定です。

自家消費率は30%で設定

自家消費率については30%としました。

太陽光発電協会の資料でも、住宅用太陽光発電の現状の自家消費率は約30%程度とされています。

実際の自家消費率は、在宅時間やエコキュートの運転時間などによって変化しますが、今回は一般的な水準として30%を採用しました。

年間発電量は実際の8月実績から補正

年間発電量については、メーカーのシミュレーションをそのまま使用するのではなく、我が家の実発電量を使って補正しました。

同条件に近いハンファジャパンのシミュレーションでは、

年間発電量:8,070kWh
8月発電量:910kWh

という結果でした。

一方、我が家の2026年8月の発電量は、スマートコスモの集計で891kWh

メーカーシミュレーション910kWhに対する達成率は、

891 ÷ 910 ≒ 97.9%

そこで年間予測8,070kWhについても同じ比率で補正し、今回の試算では年間7,902kWhを1年目の想定発電量としました。

実際の我が家の発電状況を反映した、少し保守的な数字にしています。

発電量は毎年0.4%ずつ低下すると仮定

太陽光パネルは、設置したときと同じ発電性能が40年間続くわけではありません。

そこで今回は、メーカーの出力保証を参考にして、毎年0.4%ずつ発電量が低下するものとして計算しました。

なお、これは「実際に毎年必ず0.4%劣化する」という意味ではありません。

メーカー保証を参考に、40年間の経済性試算するために設定した条件です。

太陽光発電は約10年で初期費用を回収できる想定

それでは、実際に40年間の経済効果を計算してみます。

FIT制度では最初の4年間の売電価格が24円/kWhと高く設定されています。

そのため、売電収入と自家消費による電気代削減効果を合わせると、最初の4年間だけで約81万円の経済効果が得られる想定となりました。

5年目からは売電価格が8.3円/kWhへ大きく下がるため、年間の経済効果も約20万円から約11万円へ低下します。

それでも、10年間の累計経済効果は約149万円

我が家の太陽光発電の初期費用は146.5万円なので、

約10年で初期費用相当額を回収できる

という結果になりました。

住宅ローンを払っても通常年はキャッシュフローがプラス

今回は、太陽光発電の導入費用を現金で一括払いするのではなく、住宅ローンに含めた場合も計算しています。

146.5万円を金利2%、40年の元利均等返済とすると、太陽光部分の返済額は月約4,400円。

年間では約5.3万円です。

そのため、各年について、

売電収入+自家消費による節約額-住宅ローン返済額

を年間キャッシュフローとして計算しました。

すると、パワコンを交換する年を除けば、1年目から40年目まで毎年プラスとなりました。

つまり太陽光発電を住宅ローンで導入しても、想定どおり発電すれば、ローン返済額以上の経済効果を毎年生んでくれる計算です。

パワコンは15年ごとに20万円で交換

太陽光発電を40年間使用するのであれば、パネルだけでなくパワコンの交換も考えておく必要があります。

今回の試算では、メーカー保証期間である15年を一つの目安として、

16年目と31年目にそれぞれ20万円でパワコンを交換すると仮定しました。

そのため、パワコン交換年だけ年間キャッシュフローが赤字となり、累計キャッシュフローも一時的に減少します。

それでも、その翌年からは再びプラスのキャッシュフローが積み上がっていきます。

そして40年間では、

累計キャッシュフロー:210万円

のプラスとなりました。

つまり、住宅ローンの金利負担とパワコン2回の交換費用まで考慮しても、今回の条件では40年間で210万円の経済メリットが残るという結果です。

太陽光で得たお金を7%で運用するとどうなる?

続いて、毎年太陽光発電によって生まれるキャッシュフローを株式等で運用した場合についても試算しました。

ガチうさぎは、S&P500に連動する投資信託を中心に資産運用をしています。

S&P500は米国の大型株を代表する株価指数で、長期間では高いリターンを残してきました。一方で、当然ながら今後40年間も過去と同じリターンになる保証はありません。

そこで今回は、株式中心の長期運用ケースとして、年率7%として設定しました。

太陽光発電から得られた毎年のキャッシュフローを年率7%で運用し続けた場合、複利効果によって資産額は後半になるほど大きく伸びていきます。

そして40年間では、

累計1,456万円!!

となる試算結果になりました。

もちろん、これは太陽光発電によって生まれたキャッシュフローを毎年投資し、それが40年間平均で年率7%で運用できたと仮定した場合の結果であり、実際の運用成果は市場環境によって大きく変動する点には注意が必要です。

運用利回り3%・5%・7%でも比較

最後に、

運用なし・年率3%・年率5%・年率7%

の4ケースを比較しました。

今回の条件では、40年後の累計額は次のようになりました。

運用条件40年後の累計
運用なし210万円
年率3%459万円
年率5%808万円
年率7%1,456万円

3%については、今回の記事では保守的な運用ケースとして設定しています。

5%はその中間、7%はS&P500など、株式中心の長期運用を意識したケースです。

特定の商品で「必ず3%・5%・7%のリターンが得られる」という意味ではなく、運用利回りによって長期的な結果がどれだけ変わるのかを見るための感度分析として比較しています。

この結果を見ると、太陽光発電そのものの経済性だけでなく、

「毎年生まれる数万円のキャッシュフローを、その後どう使うのか」

によって、40年後には非常に大きな差が生まれることが分かります。

太陽光の経済性も考えて2階建てと土地を選んだ

ガチうさぎ家では、家づくりの初期段階からこうしたシミュレーションを行い、太陽光発電による経済メリットも家づくりの判断材料にしてきました。

その一つが、2階建てにするか、3階建てにするかです。

3階建てであれば、より小さな土地で、総額を抑えながら住居スペースを確保しやすくなります。

一方、2階建てにすると、土地代は大きくなりますが、太陽光パネルを設置できる屋根面積も確保しやすくなります。

ガチうさぎ家では、長期間にわたって太陽光が生み出してくれる経済効果まで考え、太陽光をしっかり載せられる2階建てを選択しました。

2階建てと3階建てはどっちがいい?土地価格・耐震性・太陽光で比較した結論
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また、土地探しについても、土地価格や駅距離だけではなく、

「太陽光発電に適した家を建てられる土地なのか」

という点も意識していました。

南側からの日射を確保できるか、十分な屋根面積を取れる建物を配置できるかなども、土地を選ぶ際の判断材料の一つです。

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もちろん、太陽光発電のためだけに土地や間取りを決める必要はありません。

ただし、今回のように数十年間の経済効果まで計算すると、太陽光を載せやすい家を建てられるかどうかも、土地の価値を考える一つの視点になるとガチうさぎは考えています。

まとめ|我が家では太陽光発電は十分元が取れる試算に

今回は、我が家に設置した6.23kWの太陽光発電について、実際の発電実績を基に40年間の経済性を試算しました。

結果をまとめると、

  • 初期費用:146.5万円
  • 年間想定発電量:7,902kWh
  • 約10年で初期費用相当額を回収
  • ローン返済を含めても通常年は毎年黒字
  • パワコン交換20万円を2回計上
  • 運用なしでも40年間で210万円のプラス
  • 3%運用なら459万円
  • 5%運用なら808万円
  • 7%運用なら1,456万円

という結果になりました。

少なくとも今回の条件では、太陽光発電は十分に経済メリットが期待できる設備だとガチうさぎは考えています。

ただし、実際の発電量は屋根の向きや地域、周辺建物、天候などによって変わります。

今後の電気料金や卒FIT後の売電価格、パワコンの寿命、修理費用も確定しているわけではありません。

また、株式等による運用には元本割れのリスクがあり、今回設定した運用利回りが将来保証されるものでもありません。

今回の結果はあくまでガチうさぎ家の条件を基にしたシミュレーションとして、ご自身の家づくりに置き換えて参考にしていただければと思います。

今後は実際の発電データも継続的に公開し、メーカーシミュレーションとの差についても検証していく予定です。

以上、暮らしにガチうさぎでした。

前回の記事はこちら:【入居後レビュー】LIXIL AXを実際に使った感想|コスパ良く満足できたお風呂

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