プラズマクラスターとナノイーの違いを比較!持続時間に大差あり?

住宅設計

どうも、暮らしにガチうさぎです。

今回は、除菌・消臭機能として有名なシャープの「プラズマクラスター」と、パナソニックの「ナノイー」の違いについて比較します。

プラズマクラスターやナノイーは、エアコンや空気清浄機、ドライヤーなどの家電で広く知られていますが、家づくりでも、浴室暖房乾燥機やトイレ、食洗機などのオプション機能として登場します。

この記事を読んでいただくと、家づくりでどちらの機能を取り入れるかだけでなく、今後の家電選びでも参考にしてもらえると思います!

発生するものと空気中での持続時間

どちらも除菌・消臭効果を持つOHラジカル、というものを活用して効果を発揮しますが、両者の違いは菌や匂いまでの届け方です。

プラズマクラスターはプラス・マイナスのイオンを放出し、対象物の表面でOHラジカルに変化する仕組みです。一方、ナノイーXは、発生時点からOHラジカルを水の微粒子に含ませ、その状態で対象物まで届けます。

ナノイーの場合、OHラジカルが水粒子に包まれているため、空気中での持続期間が600秒と長い一方、プラズマクラスターの持続時間は非公表となっています。

パナソニックのHP上では「一般的な空気イオンの寿命は数10秒~100秒」との記載がされているため、イオンを用いるプラズマクラスターの方が寿命は短いのではないかと思われます。
(出典:https://panasonic.jp/nanoe/summary.html?utm_source=chatgpt.com)

主な効果は大きく変わらない

プラズマクラスターとナノイーXは、どちらも次のような効果を公表しています。

  • 菌・ウイルスの作用抑制
  • カビの抑制
  • 花粉やアレル物質の作用抑制
  • ニオイの抑制・脱臭
  • 肌や髪のうるおい維持

ただし、各メーカーで試験空間の広さ、イオン濃度、運転時間、対象物などが異なります。そのため、公式サイトに掲載されている効果が出るまでの時間や抑制率を、そのまま比較することはできません。

花粉やホコリ自体を部屋から取り除く場合は、イオン機能よりも、空気清浄機の風量やフィルター性能が重要です。

プラズマクラスターやナノイーは、空気清浄機能を補助する機能として考えるのがよさそうです。

プラズマクラスターが得意なこと

プラズマクラスターの特徴は、プラスとマイナスの両方のイオンによって、静電気を除去できることです。

静電気を抑えることで、花粉やホコリなどの微細な粒子が、壁や衣類へ付着することも抑えられます。

そのため、プラズマクラスターは、次のような場面で特徴を生かしやすいと考えられます。

  • 冬場の静電気対策
  • 衣類への花粉の付着抑制
  • 壁やカーテンへのホコリの付着抑制
  • 衣類や布製品の付着臭対策

また、プラズマクラスターイオンを包む水分子が肌の表面に付着し、水分子コートを形成することで、肌の水分を保持する効果も公表されています。

ナノイーが得意なこと

ナノイーXの大きさは約5~20nmで、パナソニックは、水蒸気よりも小さいため繊維の奥まで入り込みやすいと説明しています。

また、OHラジカルが水に包まれており、空気中で長く存在しやすいことから、広い範囲へ届けやすい点も特徴です。

ただし、プラズマクラスターでも衣類の汗臭や部屋干し臭への効果が公表されており、「繊維の奥にはナノイーだけが届く」「ナノイーの方が必ず消臭力が高い」とまではいえません。

発生ユニットの交換時期

両者の分かりやすい違いが、発生ユニットの交換です。

シャープのエアコンは、カタログ掲載全機種にプラズマクラスターを搭載しています。

そのうち、プラズマクラスターNEXT・25000搭載モデルは、安定して高濃度のイオンを放出するため、イオン発生ユニットの交換方式を採用しています。

総運転時間が約17,500時間に達すると交換時期が案内され、約19,000時間を超えると、プラズマクラスターイオンの放出が停止します。

使用時間ごとの目安は次のとおりです。

1日の使用時間約17,500時間に達する目安
24時間約2年
8時間約6年
5時間約10年

ただし、約17,500時間という交換目安は、すべてのプラズマクラスター搭載住宅設備に共通するものではありません。

例えば、MAXの浴室暖房乾燥機については、基本的にメンテナンス不要とされ、一部のプラズマクラスター25000搭載機種で、長期使用後のメンテナンスが必要と説明されています。

また、浴室暖房乾燥機で24時間換気をしていても、プラズマクラスター機能が24時間稼働しているとは限りません。クリーン運転など、実際にイオンを発生させている時間で寿命を考える必要があります。

一方、ナノイーXは、すべてのグレードでデバイスの定期交換が不要とされています。

パナソニックの天井埋込形ナノイー発生機「エアイー」についても、ナノイー発生ユニットは定期交換不要です。ただし、故障した場合には修理や交換が必要です。

つまり、

  • プラズマクラスター:機種やグレードによって発生ユニットの交換が必要
  • ナノイーX:発生デバイスの定期交換は基本的に不要

という違いがあります。

家づくりではどの設備に登場する?

家づくりでは、プラズマクラスターとナノイーは、次のような設備で登場します。

設備プラズマクラスターナノイー・ナノイーX
エアコンシャープ製エアコンパナソニック製エアコン
浴室暖房乾燥機LIXILのシステムバスなどパナソニックのシステムバス
トイレLIXILサティスなどアラウーノL150
ビルトイン食洗機リンナイの一部機種パナソニックの一部機種
天井埋込形の専用機エアイー

浴室暖房乾燥機では、LIXILのシステムバスでプラズマクラスター搭載機があり、パナソニックのシステムバスには、ナノイー搭載カビシャット暖房換気乾燥機があります。

トイレでは、LIXILのサティスなどにプラズマクラスターによる鉢内除菌が搭載されています。

パナソニックのアラウーノL150では、ナノイーXをトイレ空間へ放出し、壁などに付着したニオイを脱臭します。

食洗機では、クリナップの一部機種にプラズマクラスターが搭載され、乾燥時や食器の保管中に庫内を清潔に保ちます。

パナソニックの一部ビルトイン食洗機では、ナノイーX送風によって、洗浄前後の庫内のニオイ抑制や、洗浄後の食器の清潔保管を行います。

どちらを選ぶべき?

プラズマクラスターとナノイーは、除菌・消臭などの効果が重なるため、機能だけで明確な優劣をつけることは難しいです。

選ぶ際は、それぞれの特徴を踏まえて、次のように考えるとよさそうです。

プラズマクラスターが向いている人

  • 静電気や花粉・ホコリの付着が気になる
  • LIXILのトイレや浴室暖房乾燥機を検討している
  • 発生ユニットの交換が必要でも気にならない

ナノイーが向いている人

  • 発生デバイスの定期交換を避けたい
  • 脱衣室やシューズクロークに専用機を設置したい
  • 天井埋込形で見た目をすっきりさせたい

まとめ

両機能ともに効果としては大差がないと想定されますが、寿命の部分がかなり大きな差になっていると思います。

特に毎日長時間の稼働が想定される浴室暖房乾燥機の場合、プラズマクラスターの寿命がかなりネックになるのではないかと想定します。

ガチうさぎ家でも浴室の除菌機能は気にしていたものの、プラズマクラスターの寿命がネックとなり(オプション料金が高かったのもありますが、、、)、脱衣室側に天井埋込型のナノイーを設ける形としました。

詳細が気になる方は、前回の記事もぜひ読んでみてください。

以上、暮らしにガチうさぎでした。
次回は空調機器について、全館空調と壁掛けエアコンを比較してみたいと思います!

次回の記事はこちら:全館空調vs壁掛けエアコン 2つの空調方式の比較結果は?

前回の記事はこちら:【実例】LIXIL AXの標準仕様とオプションを公開

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