どうも、暮らしにガチうさぎです。
今回は、住宅の空調方式として代表的な「全館空調」と「壁掛けエアコン」について、ガチうさぎなりに比較しました!
この記事を読んでいただくと、全館空調と壁掛けエアコンの違いを、次の5つの観点から比較できます。
- 初期費用
- メンテナンス性
- デザイン性
- 設置スペース
- 快適性
今回の比較結果はこちら。

初期費用
まずは、全館空調の初期費用です。
全館空調は、住宅会社や導入するシステム、建物の広さなどによって金額が異なりますが、ガチうさぎ調べでは、安い場合でも100万円以上、高ければ200万円を超える場合があります。
キッチンと同等、もしくはそれ以上の金額になることもあり、住宅設備の中でもかなり大きな出費ですね。
一方、壁掛けエアコンについて、ガチうさぎ家と同じ4LDKを前提に試算してみます。
- 6畳用エアコン4台:5万円×4台=20万円
- 14畳用エアコン1台:15万円
- 5台分の取り付け費用:15万円
合計すると約50万円です。
選ぶ機種や工事内容によって金額は変わりますが、今回の試算では、全館空調の半分以下の初期費用で導入できます。
ただし、2027年4月からは家庭用エアコンの新しい省エネ基準が始まります。今後は省エネ性能の高いモデルの割合が増え、現在の廉価モデルと比べて購入価格が上昇する可能性があります。
仮に、現在と比べて6畳用エアコンが1台あたり7万円、14畳用エアコンが5万円高くなった場合、5台の合計は約83万円になります。
これはあくまで一定の値上がりを想定した試算ですが、将来的には、全館空調との価格差が現在より小さくなる可能性があります。
メンテナンス性
全館空調は、空調機器やフィルターなどのメンテナンス箇所が集約されているため、壁掛けエアコンのように各部屋の室内機を1台ずつ掃除する必要がない点がメリットです。
一方で、全館空調でもフィルターの清掃や交換、定期点検などは必要です。必要なメンテナンスの内容や費用は製品によって異なり、有料の定期点検契約が用意されているシステムもあります。
また、ダクト内の清掃が必要かどうかについても、システムによって異なります。フィルターによってダクト内にほこりがたまりにくい設計の製品もあるため、導入前に日常のお手入れ方法や定期点検の内容、将来的な清掃費用を確認しておくことが大切です。
全館空調の機器が故障した場合は、家全体の空調に影響する可能性があることも注意点です。
ただし、機器の寿命を迎えたときにシステム全体を交換するとは限りません。専用のエアコン本体だけを新しいモデルに交換できる製品もあり、交換範囲や費用はシステムによって異なります。
一方、壁掛けエアコンは、設置台数が多いほど掃除やフィルター交換の手間が増えてしまいます。
フィルター掃除などは自分でもできますが、内部の本格的なクリーニングを業者へ依頼する場合、一般的な壁掛けエアコンで1台1万円台、お掃除機能付きでは2万円台になることもあります。台数が多い場合は、家全体で見るとそれなりの金額になります。
ただし、壁掛けエアコンは1台ずつ独立しているため、故障した機器だけを修理・交換できます。
家中のエアコンが同じタイミングで故障する可能性は低く、交換費用が一度に膨らみにくい点は、家計にとってありがたいところです。
修理や交換が終わるまで、ほかの部屋のエアコンを使える点も安心材料ですね。
このように、全館空調は日常的なお手入れ箇所が少ない一方で、定期点検や故障時の影響が大きくなりやすいと考え、今回は△評価としました。
デザイン性
全館空調は、天井や床などに設置された吹き出し口から空調された空気を送るため、壁掛けエアコンのような大きな室内機が目立ちません。
空調設備の存在感を抑えられるため、室内をすっきりと見せられます。
デザイン性は抜群ですし、ホテルライクな空間を目指す場合には、全館空調の効果は大きいのではないでしょうか。
一方、壁掛けエアコンは室内機が壁から飛び出しており、壁紙と異なる色になることが多いため、どうしても存在感が出てしまいます。
さらに、設置台数に応じて室外機も必要になります。室内機と室外機の距離が遠い場合は、外壁に設置する配管や配管カバーが長くなり、建物の外観にも影響します。
そのため、デザイン性については全館空調を◎、壁掛けエアコンを△としました。
設置スペース
全館空調は、機器本体を設置するための機械室や、天井裏・床下などにダクトを通すスペースが必要です。
必要な広さはシステムによって異なります。例えば、床置きタイプでは半畳程度の機械室、小屋裏タイプでは機器の設置やメンテナンスのために3畳程度のスペースが必要と案内されている製品もあります。
都市部の狭小住宅などでは、全館空調の機器やダクトによって、収納や天井高、間取りが制限される可能性があります。
一方、壁掛けエアコンには専用の機械室が必要なく、室内の床面積が大きく減ることはありません。
ただし、室内機を設置する壁面には一定の空間が必要です。
エアコンの下に背の高い家具を置きにくくなるほか、棚や絵、時計などを設置できる場所も制限される可能性があります。また、屋外には設置台数分の室外機スペースが必要です。
室内の床面積への影響が比較的小さいことから、設置スペースについては壁掛けエアコンを○としました。
快適性
全館空調の最大のメリットは、リビングや寝室だけでなく、廊下や洗面所などを含めて、家全体の温度差を小さくしやすいことです。
夏場の暑い廊下や、冬場の寒い脱衣所などが生じにくく、家の中を移動した際の温度差を抑えられます。
製品によっては冷暖房だけでなく、換気、除湿、空気清浄、加湿などの機能を備えているものもあり、家全体の空気環境を整えられます。
一方で、全館空調は家全体で同じ運転モード・温度設定を使用するシステムが多く、ある部屋は24度の冷房設定、別の部屋では28度の冷房設定といった使い方は基本的にできません。
ただし、一部の製品によってはエリアごとに設定温度や風量を調整できます。
壁掛けエアコンは、空調している部屋と、廊下や洗面所などの空調していない場所との間に温度差が発生しやすい点がデメリットです。
特に夏場の2階や冬場の脱衣所などでは、暑さや寒さを感じる場面があるかもしれません。
一方で、部屋ごとに運転のオン・オフや設定温度を自由に変えられます。家族それぞれが快適に感じる温度に違いがある場合には、壁掛けエアコンの方が調整しやすいでしょう。
家全体の快適性では全館空調が優れていますが、個人ごとの温度調整がしやすい点も考慮して、壁掛けエアコンも○評価としました。
ガチうさぎ家の選択
ガチうさぎ家では、壁掛けエアコンを採用しました。
引っ越し前から6畳用エアコンを2台所有しており、4つの個室のうち2部屋については、将来子どもが使用するまでエアコンを設置しない予定でした。
そのため、新たに購入する必要があったのは、リビング用の14畳エアコン1台だけでした。
一方、全館空調は100万円以上の初期費用がかかる可能性があり、定期点検や将来の修理・交換費用を考えると、我が家では採用に至りませんでした。
というより、予算面から本格的な検討候補には入りませんでした……。
また、夫婦で快適に感じる温度に少し差があることも、壁掛けエアコンを選んだ理由の一つです。
部屋ごとに運転や設定温度を変えられるため、仮に予算に余裕があったとしても、全館空調を採用していたかどうかは微妙なところです。
ただし、廊下や洗面所を含めて家中を快適な温度に保ちたい方や、室内のデザイン性を重視する方には、全館空調は魅力的な選択肢だと思います。
初期費用だけではなく、間取りや家族の体感温度、将来のメンテナンスまで考えながら、自分たちの暮らしに合った空調方式を選ぶことが大切ですね。
以上、暮らしにガチうさぎでした。
次回は換気方式の比較として、第1種換気と第3種換気の違いについて比較したいと思います。
前回の記事はこちら:プラズマクラスターとナノイーの違いを比較!持続時間に大差あり?/

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